北京
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国家スキージャンプセンター コースをならし 風雪を防ぐ
13日から中国の華北地方など広い範囲で雪が降りました。谷愛凌選手が出場する北京冬季オリンピックのフリースタイル女子スロープスタイル予選、フリースタイル女子エアリアル予選が天候のため延期となり、フリースタイル女子スロープスタイルの予選は14日に変更され、15日に決勝が行われます。
降雪は大会にどのような影響をもたらすのでしょうか。
まず、雪が降るとコースの雪の温度と質に影響します。また、選手のプレーに影響を与えます。降雪によって新たに積もった雪は、コースの表面を柔らかくし、摩擦力を増大させ、プレーに不利になります。第三に、競技の安全性にも影響が出ます。雪が降ると視程が悪くなり、選手や審判の判断に影響し、高速で滑る選手にとって非常に危険です。そのため、競技場に雪が降ると、スタッフがすぐにコース上の浮いた雪を取り除き、競技の正常開催と選手のけが確率削減に努めます。
北京冬季オリンピックの降雪対策について、張家口エリアの雲頂会場ゾーンの責任者は「冬季オリンピックの開催期間中に強風や冷え込みがよく見られる。国際スキー連盟の専門家の指導の下、選手が負傷する確率を減らすと同時に、試合が遅延したり中止になったりする確率を下げるために風よけを建設した」と述べました。また、大雪の場合は、降るとすぐに除雪作業を行い、融雪剤の過剰散布を防ぎ、競技場を清潔に保たなければなりません。(ヒガシ、浅野)