＜北京冬季五輪＞医療専門家、クローズドループ内で感染拡大のエビデンスがない

　北京冬季オリンピック医療専門家会議の座長を務めるブライアン・マクロスキー氏は8日、北京冬季オリンピックメインプレスセンター（MPC）での定例記者会見で、「グローズドループ（バブル）内は非常に安全で、感染拡大のエビデンスがない。総じて言えば期待通りのレベルに達していて、今のこの状況に満足している。グローズドループ管理方式は科学に基づくものだ」と述べました。

　北京冬季オリンピック組織委員会感染対策弁公室の黄春副主任は、「感染症対策が機能していることを踏まえ、観客に対しても感染防止措置を講じた上で、観客数を増やすことが期待されている」と表明しました。

　具体的な措置として、試合前から観客に対する健康モニタリングを実施するほか、観戦前にPCR検査を行います。グローズドループの外からの観客が競技場または開会式の会場に入る際、専用の出入口や通路、観戦順路を利用して観客専用のスタンドエリアに着席し、観戦が終わった後も同じルートで帰宅します。また、観客は帰宅後に2回のPCR検査を含む1週間の健康モニタリングを受けなければならないということです。（ZHL、浅野）