北京
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2022年北京冬季オリンピックの開幕翌日にあたる5日、北京の人民大会堂は再び最も忙しいレセプション会場となり、前夜の開会式に出席した各国の貴賓を迎えました。この日行われた北京冬季オリンピックの歓迎レセプションに習近平国家主席が出席し、あいさつを行いました。
習主席はあいさつの中で、11回にわたって「オリンピック」について言及し、「『オリンピック』に秘められた意味をよく把握し、それを現代世界が抱える問題を解決へと導く『鍵』とすることに重要な意義がある」、との考えを示しました。
また、習主席は、「私たちはオリンピックの初心を胸に刻み、協力して恒久的に平和な世界を築くべきであり、また、オリンピック精神を継承し、調和がとれ、協力的な『国際家族』を共に築くべきだ。そして、オリンピックの趣旨を実践し、人類運命共同体を共に構築すべきである」と強調しました。
習主席はさらに、「新型コロナウイルス感染症が依然として猛威を振るう中、気候変動やテロなど地球規模の問題が次々と噴出している。国際社会は『さらなる団結』が求められている。各国が未来に向けて団結し、協力しあってこそ、効果的に問題解決に取り組むことができる」と指摘しました。
レセプションに参加した国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長と国連のグテーレス事務総長は、習主席のこのあいさつに強く共感し、それぞれのあいさつで、「ルールを尊重し、互いを尊重し、平和的で健全な競争を通じて世界を団結させることがオリンピックの使命であり、世界各国の目標となるべきだ」と示したうえで、「今日、世界は多くの課題に対し、さらなる団結と協力が必要とされている」と強調しました。(RYU・井上)