北京
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途切れることのない5Gネットワーク、最高時速350キロでの走行中にも超高画質ライブ配信ができる北京冬季オリンピック特別列車の運行が、先週21日に始まりました。
支線を含め、総延長226キロの区間で運行し、北京・延慶・張家口の3つの競技エリアを結ぶ特別列車。車両には、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の最新鋭の実況中継スタジオが設置されています。
北京と張家口を結ぶ鉄道沿線は山間部が多く、路線の約3分の1はトンネル内を通っています。そのような環境下で、高速移動中に切れ目なく超高画質映像を送信し続けることは、このスタジオの実現における最大の難関でした。
この問題を解決するため、中国の大手モバイル通信3社が協力し、沿線上に400メートル間隔で基地局を設置しています。基地局の数は、360カ所を超えています。
使われているネットワークケーブルも新たに開発されたもので、周波数が高く、電波の減衰が少ないことが特徴です。このほかに、鉄道会社側も568人体制のサポートチームを投入しています。
なお、北京ー張家口高速鉄道は3月16日まで毎日40本が運行するほか、特別列車も予定されています。北京北駅から延慶区までは26分で、張家口の選手村がある太子城駅までは50分、張家口駅までは65分で到着できます。(Yan、謙)