北京
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「麻柳刺しゅう」伝承者の張菊花さん
今年45歳の張菊花さんは四川省広元市朝天区麻柳郷の「麻柳刺しゅう」の伝承者です。「麻柳刺しゅう」を伝承するため、張さんは毎週、麻柳郷中心小学校へ行って授業をします。張さんは、「授業を通じて子供たちに刺しゅうの基本的な技法を身に付けさせ、今後深く学ぶことを後押ししたい」と述べています。
張菊花さんの刺しゅう作品
張さんは伝統的な技法を基礎に、絶えず改善を加えています。その作品は伝統的な特色を残すと同時に現代的な雰囲気を漂わせ、より調和の取れた、立体感に富むものとなっています。
生徒たちに刺しゅう技法を教える張菊花さん
現在、張さんの代表的な作品の「キクの花」「ラン」などはシンガポールへ輸出され、花卉(かき)の模様が刺しゅうされた枕と、トンボとハスの模様が刺しゅうされたタオルは四川省民間美術館に収蔵されています。(玉華、浅野)