日本のスキー人口、20年で75%超減少北京冬季五輪により好転のチャンスを

2022-01-19 14:58  CRI

 日本全国のスキー人口はこの20年間減少を続け、多くのスキー場が経営難に陥っています。一方、北京冬季五輪の影響で中国のスキー人口は大幅に増え、日本のスキー業界もチャンスを目にしています。

 最新のデータによりますと、長野冬季五輪が開催された1998年にピークの1800万人に達した日本のスキー人口は、2020年には430万人に激減しました。スキー人口の激減は日本各地のスキー場の経営難を招いています。感染拡大が主な原因ではなく、観光客の減少傾向は5年前から深刻になっていました。長野冬季五輪の前、日本各地に多くの屋内スキー場が建設されましたが、多くは閉鎖に追い込まれました。現在、比較的大きな屋内スキー場は2カ所しか残っていません。業界関係者や政府関係者の間では、日本のスキー業界の不況は、全国的な少子高齢化が主な原因だとの見方が広がっています。

日本のスキー人口、20年で75%超減少北京冬季五輪により好転のチャンスを

黒竜江省にあるヤブリスキー場

 人口面の要因だけでなく、スポーツや娯楽の多角化がスキー人口を分流させています。冬季オリンピックに4回出場した荻原健司氏は、娯楽や趣味が多様化している中で、多様なサービスをいかに提供するかがスキー場の大きな課題になっているとの考えを示しました。

 一方、日本とは対照的に中国のスキー産業は2011年から急成長の段階に入っており、冬季オリンピック招致の成功によって「追い越し車線」に入りました。統計によりますと、2014年から2020年にかけて中国のスキー場の数と施設は大幅に増加・アップグレードし、スキー・スノーボード参加人口は合計1000万人前後から約2倍の2000万人以上に増えました。コロナ禍前、中国から訪日観光客数は年々記録を更新していました。2019年は959万4000人と、外国人訪日客全体の3割を占め、12年間で10倍近くに増えました。約1000万人の中国人観光客のうち、日本へスキーに訪れる人も大幅に増え、日本の各スキー場では2019年の春節期間中、中国のスキーヤーの姿があちこちで見られていました。

 昨年11月から長野市長を務める荻原健司氏は、長野のスキー場のPRを強化し、多くのスキー場を海外のスキー客に知ってもらおうとしてきました。荻原氏は北京冬季オリンピックが中国のウインタースポーツ産業の発展につながり、多くの中国人がスキーを好きになることを望んでいます。北京は日本に近く、北京冬季オリンピック以降も多くの中国人客が白馬村へスキーに訪れることに期待を示しました。(ヒガシ、浅野)

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