今年の「春運」始まる 一部の空港と駅で 24時間のPCR検査を実現

2022-01-19 14:55  CRI

 中国で17日、今年の「春運(旧正月前後の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)」が始まりました。2月25日まで40日間続きます。

 北京の鉄道関係筋によりますと、春運期間中、北京地区では旅客898万6000人を輸送する見通しだということです。コロナ禍により今年の鉄道利用者数はかなり不確実性がありますが、「感染症の予防」は依然、今年の春運の「キーワード」となります。多くの駅では、改札機や指定席券売機などの肝心な位置に銀イオン「抗菌・抗ウイルス」プラスチックフィルムが貼られています。北京南駅や北京西駅、首都空港、大興空港にはPCR検査のステーションが設置され、一部は24時間オープンして旅客の利便性向上を図っています。

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北京大興空港のPCR検査ステーション

 今年の春運は北京冬季五輪の開催期間と重なり、期間中の北京冬季五輪の輸送サービスを保障するため、北京と張家口を結ぶ京張高速鉄道では冬季五輪分号を設けて特別ダイヤルが実施されます。清河や延慶、太子城と崇礼の駅を冬季五輪サービス駅として冬季オリンピック組織委員会の関連要求を実行し、選手やオリンピック関係者を外界と遮断「バブル」方式の対象者と非対象者に分けて管理するほか、新型コロナの予防・抑制対策に基づいて、感染者が突然報告されたことで高リスクと中リスクに指定された地域では対策を強める「サーキットブレーカー」を導入するなどの措置を取ります。

 今年の春運期間中の首都空港の旅客数は合わせて377万8000人、1日当たり9万4000人となる見込みで、離着陸便は3万6000便、1日当たり902便と見込まれています。今年は旧暦大晦日の3日前にあたる1月29日に帰省ラッシュのピークを迎え、この日の旅客数は約11万2000人に上る見込みです。また、大型連休が終わりに近づく2月6日はUターンラッシュのピークを迎え、約11万7000人に達すると予想されています。

 春運期間中、北京の大興空港での運航便は約2万4000便、旅客数は約280万人で、1日当たりの旅客数は約7万人となる見込みです。(藍、浅野)

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