国務院弁公庁「内外貿易一体化発展の促進に関する意見」を公表

　国務院弁公庁はこのほど、「内外貿易一体化発展の促進に関する意見」（以下、「意見」）を公表し、国内取引と対外貿易の一体化を促進し、強い国内市場を形成し、国内と国際の二重の流通（双循環）を円滑化する計画を打ち出しました。

　同意見は、2025年までに市場主体における内外貿易一体化の発展レベルを向上させ、国内取引と対外貿易のネットワークをより完璧にすること、政府の管理サービスを絶えず最適化し、国内取引と対外貿易の一体化コントロールシステムをより健全化し、内外貿易の効率的運営と融合的発展を実現することを目指しています。

　同意見は4つの側面から15の措置を打ち出しています。第一に、法律法規の健全化、監督管理体制の改善などを通じて、内外貿易一体化の制度体系を整備すること。第二に、市場における内外貿易の一体化経営への支援や、内外貿易融合発展モデルの刷新、人材の育成・研修の強化などを通じて、内外貿易の一体化発展能力を強化すること。第三に、内外貿易融合発展に関する制度の整備、内外貿易融合発展プラットフォームの構築、国内と海外を連結する物流ネットワークの整備などを通じて、内外貿易の融合発展を加速すること。第四に財政・金融支援の強化や、内外貿易一体化テスト事業の展開など通じて、保障対策を充実することです。（ZHL、鳴海）