北京
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北京冬季オリンピックとパラリンピックのアイスホッケー競技の会場である国家体育館では、オリンピックに向けた製氷作業が順調に進んでおり、18日頃に完了する見込みです。
製氷作業は9日に正式に始まり、競技場内のコンクリート層の冷却、ベースとなる氷の流し込み、塗装によるライン引きなどのプロセスを経て、14日からオリンピックロゴの設置を始めました。今後はロゴの設置が終わり次第、厚さを増やすために氷を流し込む作業が続けられます。
CMG記者の質問に答えるモファット氏
チーフ製氷技師のニールセン・ドーン・モファット氏によりますと、冬季オリンピック期間中はアイスホッケーの試合が1日3回開催されることを受け、氷の厚さを4センチほどと厚めにしているということです。
なお、冬季オリンピック大会が終わった後、国家体育館では冬季パラリンピックに向けて改造が始まり、スケートリンクの厚さは5センチへと増やされます。
モファット氏によりますと、パラリンピックのアイスホッケーは車いすで対決し、選手たちの目線が低くなるため、リンク内の様子がよりはっきりと見えるように、一般選手用シートの仕切り板を撤去して、パラリンピック専用の仕切り板とアクリル板を据え付けることになっています。
スタッフの話では、現在の進み具合から、製氷作業は1月18日頃にすべて完了する予定で、完了後のリンクはアイスホッケー競技の開始に備えて、メンテナンス段階に入るということです。(Yan、CK)