北京
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北京冬季オリンピックのボブスレー、リュージュ、スケルトンなどの競技会場として新規建設された「国家スライディングセンター」(愛称「雪遊龍」)では、実況中継に必要なインフラ設備の据え付けがすべて完了しました(写真)。
冬季オリンピック競技の中で、ボブスレー、リュージュ、スケルトンは競技中速度が時速120キロにも達し、「雪上のF1レース」という別名があります。高速に動く選手の様子をリアルに伝えるためには、カメラの置き場所、ケーブルラインの敷設、撮影プラットホームの設営など事前の準備が重要になります。「雪遊龍」で中継を担当する責任者の話では、最終的にカメラを60か所あまりに据え付けることが決まり、60台のカメラが撮影した映像はスタジアム南側の山麓にある「実況総合エリア」にまとめて送信され、処理をした後に放映権を取得した各国のテレビ事業者に送られることになっています。なお、解説用の個室は26部屋設けられているということです。(Yan、CK)