2021年、中国のエネルギー経済は全体的に好調

　「2022年中国エネルギー経済予測・展望研究シリーズレポート」が9日に発表されました。これによりますと、中国のエネルギー経済は2021年に強く上昇した後、安定を取り戻していること、新エネルギー関連産業が総合的に成長する優位性を備えていること、エネルギーの安定的供給は依然として従来型のエネルギー産業に依存していることを指摘しています。

　発表された最新の「中国のエネルギー経済指数変動のトレンド」によりますと、エネルギー経済指数はマクロ経済と連動して周期的に循環しているが、変動幅は全体的により緩やかになったとしています。中国のエネルギー経済は2021年に力強く上昇した後、徐々に安定傾向を示し、全体として好調であるとしています。新エネルギー車用バッテリーや太陽光発電、バイオマスエネルギー応用製品などの業界ではバージョンアップが加速しており、総合的優位性が見込まれるとしています。

　エネルギー経済の予測・展望に関する研究シリーズレポートは国家重点研究開発プロジェクトの「気候変動の経済的影響に関する総合評価モデルに関する研究」の最新成果です。このプロジェクトは北京理工大学が中心となり、国家情報センターや国家気候センターなど多くの機関が共同で進めています。（朱、坂下）