国連の電子政府ランキング、中国が43位に上昇

2022-12-29 11:10:34  CRI

 「2022国連電子政府調査報告書(中国語版)」が28日、中央党校(国家行政学院)で発表されました。同報告書によると、国連の全加盟国193カ国を対象とした国連電子政府ランキングで、2012年に78位だった中国は2022年には43位まで順位を上げ、世界で最も伸び幅の大きい国の一つとなりました。

△中国の電子政府ランキング順位が大幅に上昇 

 報告書では、国連に加盟している193カ国の電子政府ランキングと、電子政府発展度指標(EGDI)の4段階のランク分け(非常に高い、高い、中、低い)を紹介しています。2022年のEGDIの世界平均は0.6102で、中国のEGDI指標値である0.8119は、「非常に高い」というトップグループに属しています。 

 国家電子政府専門家委員会の王欽敏主任は、「現在、サービス事項にオンラインで対応することが行政サービスの主要な方法になっており、行政手続きが煩雑で対応が遅いなどの、市民と企業が抱えていた悩みを効果的に解決している」と述べました。 

 国連電子政府調査報告書は、国連全加盟国の電子政府の発展状況を評価する世界唯一の報告書だということです。国連経済社会局(UNDESA)は同報告書を2001年以降連続して発表しており、近年は2年ごとに発表しています。中央党校(国家行政学院)電子政府研究センターは2012年から、UNDESAと共同で国連電子政府調査報告書の中国語版を発表しています。(ZHL、坂下)

 

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