中国国産旅客機「C919」第1号機、100時間の検証飛行開始

2022-12-26 11:19:08  CRI

旅客輸送前の飛行訓練を実施する東方航空の「C919」第1号機

 国産大型旅客機「C919」の第1号機が26日、100時間に及ぶ検証飛行を開始しました。 

 東方航空への引き渡しに伴い、国産大型機は研究開発・製造の段階から、中国民間航空の商業運営の段階に入りました。東方航空はすでにC919飛行部を設立し、民間航空C919パイロットの第1陣として経験豊富で技術に優れた24人を選抜しています。第1陣の乗組員チームやエンジニアも準備が整っています。東方航空は最強の人員と資源をC919の運営確保に投入しています。 

 C919は世界初の機種であるため、東方航空は、中国民用航空局の初期承認を得た上で、航空機の運行安全性やメンテナンスの信頼性、各運行保障能力の検証と確認を行うため、100時間以上の空機検証試験飛行を実施しなければなりません。 

 東方航空C919第1号機は、早ければ2023年春にも中国民用航空局の規則要求を満たし、旅客輸送の商業運営に用いられる見通しです。東方航空が第1陣として発注したC919の残る4機は、今後2年間で順次引き渡されます。(ヒガシ、柳川)

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