中豪関係の健全で安定した発展は両国国民の根本的利益に合致する=外交部

　オーストラリアのアンソニー・アルバニージ首相とペニー・ウォン外相はこのほど、中豪国交樹立50周年について発表したメディア向け声明で、「豪中関係は両国に大きな利益をもたらしている」と強調しました。オーストラリアのウォン外相は20日から中国を訪問しました。両国はウォン外相の中国滞在中に、国交樹立の50周年記念日を迎えたなどで、各方面は中豪のハイレベル交流と両国の関係発展に高い関心を寄せています。

　中国外交部の毛寧報道官は21日の定例記者会見で、アルバニージ首相が両国の国交樹立50周年を記念するため豪州紙『オーストラリアン』に寄稿した署名文章に注目したとして、「文章には、『50年前の豪中国交樹立が、オーストラリアに多くのチャンスと繁栄に満ちた世界を予見させた。オーストラリアは50年後（の現在）も同様に、豪中関係を安定させ、よりすばらしい未来を建設することを追求している』と書かれている」と説明しました。

　毛報道官は、「ペニー・ウォン外相は中豪国交樹立50周年の際に中国を訪問した。王毅国務委員兼外交部長は本日午後、ウォン外相と会談して新たな中豪外交・戦略対話を行う」と述べ、同会談は両国間の最近における重要なハイレベル交流だと説明しました。毛報道官はさらに、今回の訪中が、両国首脳がバリ島での会談で到達した重要な共通認識をさらに実行に移し、両国の国交樹立50周年を契機に、相互尊重、互恵ウィンウィン、小異を残して大同につくという原則に基づき、対話を強化し、協力を広げ、意見の相違を制御し、二国間関係を正しい軌道に戻し、持続可能な発展を推進するのに役立つと信じると表明しました。（帥、鈴木）