中国初の超深水科学調査掘削船、主船体の接合が完了

2022-12-19 12:07:31  CRI

 

 中国が独自に設計・建造した初の深海1万メートル掘削に向けた超深水科学調査船である大洋掘削船が18日、広東省広州市南沙区で主船体の接合を終えました。これにより、中国は深海探査分野の重要な装備の建設において鍵となる一歩を踏み出したことになります。 

 中国地質調査局によりますと、大洋掘削船の設計排水量は4.2万トンで、全世界の海域での航行作業能力と1万メートル級の掘削能力を備え、ガス田の探査・掘削と海洋科学探査という二つの大きな作業モデルがあります。 

 同船には10種類の先進的な設備が装備され、海洋研究の全分野を網羅する9大実験室を備え、世界一流基準の古地磁気学とウルトラクリーンの実験室も初めて導入されています。 

 同船は2021年11月30日に着工し、1年を経て主船体の構造制作、搭載、接合を終えました。続いて、設備の設置やテスト調整、埠頭(ふとう)での試験が行われ、2024年に完成を迎える見込みです。(Lin、柳川) 

 

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