中国 今年も科学技術分野への資金投入がさらに拡大

2022-12-19 13:08:34  CRI

 統計によりますと、今年1~10月期には中国全国の一般公共予算の支出総額が20兆元(約390兆円)を上回りました。うち65%は教育、社会保障、雇用創出などの国民生活分野に使われたとのことです。

 1~10月期には科学技術分野への支出が前年同期比8.8%増の7000億元(約13兆6700億円)以上に達しました。伸び率は衛生保健分野に次ぐ第2位です。また、今年通年では基礎研究への予算支出だけでも1232億元(約2兆4000億円)に達する見込みで、2017年比では627億元(約1兆2200億円)増のほぼ倍増を実現するとのことです。

 それ以外に、1月1日から11月30日にかけて新興市場と科創板(イノベーションボード)では計248社が新規上場し、資金調達総額は4000億元(約7兆8000億円)の大台に迫る3973億8700万元(約7兆7600億円)に達し、それぞれ同じ時期に新規上場した企業の66.7%と81.1%を占めました。また、中国の中央銀行である中国人民銀行は今年、初めて2000億元(約3兆9000億円)相当の科学イノベーション関連の借換えを創設しました。資本市場はすでにハイテク企業の主たる資金調達源です。

 世界知的所有権機関(WIPO)が発表したグローバル・イノベーション・インデックス(GII)の2022年版によりますと、中国のイノベーション力は10年間にわたり安定して向上しつづけ、2022年には2012年に比べて順位を23位上昇させ、世界第11位になったということです。(Lin、鈴木)

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