劉鶴副総理 来年の中国経済の好転に自信を示す

2022-12-16 13:48:20  CRI

 国務院の劉鶴副総理は15日、第5回中国・EU(欧州連合)商工指導者・元高官対話で書面によるあいさつを行いました。あいさつで、劉副総理は、「現在、国際政治経済情勢には深刻で複雑な変化が生じており、不安定、不確定、不安要素が著しく増えている。このような特殊な背景の下で、中欧関係の重要性は特に際立っている」と表明しました。

 また、劉副総理は、「貿易・投資協力は中欧間の最も緊密な利益のきずなである。中国側は欧州側と経済貿易、グリーン、デジタル、金融、科学技術などの分野での協力を積極的に拡大し、世界貿易機関を核心とする多国間貿易体制を共同で維持していきたい」と強調しました。

 さらに、劉副総理は、「来年、中国経済が全体的な好転を実現することについて、われわれは非常に自信を持っている。不動産は国民経済の基幹産業であり、足元の下振れリスクに対応する政策を打ち出した。業界の資産・負債状況を改善し、市場の期待と信頼を回復させるための新たな取り組みを検討している。今後の一時期、中国の都市化は依然として比較的速い発展段階にあり、不動産業の安定的な発展を支える十分な需要余地がある」と指摘しました。(雲、野谷)

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