外交部 EUによるイラン核合意再開支持表明を歓迎

2022-12-14 22:37:35  CRI

 外交部の汪文斌報道官は14日の定例記者会見で、欧州連合(EU)がイラン核合意(包括的共同作業計画)の再開に尽力し、今後も外交的・政治的努力を継続し、イランの核問題を他のイラン関連問題と切り離して対処すると示したことに対し、「歓迎する」としました。

 報道によりますと、12月12日、欧州理事会は「EUが依然として、包括的共同作業計画の完全かつ効果的な執行の回復に力を尽くしているにもかかわらず、イラン側はいまだ必要な決定を下していない」という主旨の発表を行いました。また、同日、EUのボレル外交・安全保障政策上級代表はメディアに対し、「イランの核兵器開発を阻止するためには、包括的共同作業計画より良い選択肢はない。そのため、他のイラン関連問題とイラン核問題と切り離して対処すべきだ」との考えを示していました。

 EU側のこうした動きに対し、汪報道官は「イラン側は最近、交渉中の一部の懸案課題に対し、善意と柔軟性を示している。米国はイランに歩み寄り、積極的な対応で、交渉の早期妥結に向けて推進すべきだ」と述べたのと同時に、「他の国々も共に努力し、積極的かつ建設的な措置を講じ、交渉のために良好な雰囲気を醸成すべきだ」と指摘しました。また、イランの核問題を他の問題とリンクさせて、一方的にイランへの制裁と圧力を強化するやり方では、「交渉を袋小路に追い込み、ひいてはそれまでの外交努力を台無しにしてしまう恐れさえある」と指摘しました。(Yan・MI)

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