政府3部門、「インターネット情報サービスディープフェイク管理規定」を公布

2022-12-12 14:57:55  CRI

 国家インターネット情報弁公室、工業情報化部、公安部はこのほど、共同で2023年1月10日から施行する「インターネット情報サービスディープフェイク管理規定」(以下「規定」と略称)を発表しました。

 ディープフェイクの技術はここ数年で急速に進歩し、ユーザーのニーズに応え、ユーザーエクスペリエンスを向上させる一方で、一部の不法分子による作成、コピー、公開、違法かつ有害な情報の拡散などによって他人の名誉、栄誉が誹謗中傷され、さらには他人の身分を偽った詐欺が行われるなど、情報拡散の秩序と社会秩序に影響を与え、大勢の人々の合法的権益を損ない、ひいては国家の安全と社会の安定に危害を及ぼしています。

 「規定」はディープフェイクサービスに関する一般的な規定を明確にし、ディープフェイクサービスを利用して法律や行政法規で禁止されている活動に従事してはならないことを強調しています。また、ディープフェイクサービスプロバイダーは利用者に対して偽りのない身分情報の認証を行い、ディープフェイクの内容管理を強化し、デマを払拭(ふっしょく)するメカニズムと健全な不服申し立て、告訴、通報メカニズムを確立することを要求しています。

 「規定」はディープフェイクデータと技術に対する管理規範も明確にしています。ディープフェイクサービスプロバイダーとその技術支援者は個人情報を不正に処理してはならず、定期的にアルゴリズムのメカニズムを審査し、評価、検証することが求められます。人間とAIとの対話、音声合成、顔写真の生成、没入型シミュレーションなどの情報コンテンツを生成または情報内容を明らかに変更するサービスを提供する場合は、公衆の混同や誤認を避けるために、明確な表示を行うべきこととしています。さらに、いかなる組織や個人も技術的手段を用いて関連する表示を削除、改ざん、隠蔽(いんぺい)してはならないとしています。(Mou、坂下)

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