習近平国家主席　イラクのスダニ首相と会談

　サウジアラビアを公式訪問中の習近平国家主席はサウジアラビアの首都リヤドで現地時間9日午前、イラクのスダニ首相と会談しました。

　習主席は、「イラクは新中国と最も早く国交を樹立したアラブ諸国の一つである。2015年に両国が戦略的パートナーシップを樹立して以来、両国関係は健全かつ安定的に発展し、各分野における協力は着実に推進されてきた。中国はイラクによる国家主権、独立、領土保全の堅持を引き続き強く支持し、イラクの各党派が団結と協力を強化することを支持する。中国はイラクと手を携えて努力し、両国の戦略的パートナーシップを絶えず深化させていきたい」と表明しました。

　習主席はさらに、「中国はイラクの経済復興を引き続き支持し、イラクの産業の復興、国民の生活改善、持続可能な発展の実現などを支援していく。中国は、イラクが中国とアラブ諸国との集団協力を支持、促進する姿勢を高く評価し、イラクと共に第1回中国・アラブ首脳会議のすべての成果をしっかりと実行し、中国とアラブ諸国との戦略的パートナーシップをより高いレベルに引き上げることを望んでいる」との期待を示しました。

　スダニ首相は、「イラクと中国の2つの文明間交流には数千年の歴史があり、中国はイラクの特別な友人であり、両国関係は友好的かつ強固なものである。イラクは貧困削減などの分野で中国が成し遂げた偉大な成果に感服し、中国の成功経験を学び、参考にして学びたい。イラクは中国が『一帯一路』イニシアチブの共同建設を推進する重要なパートナーになることを望んでおり、中国が引き続きイラクの重要なインフラ施設、エネルギープロジェクトの建設に積極的に参加し、イラクの化学工業、電力などの分野への投資を強化することを歓迎し、テロ対策と脱過激化について中国との交流と協力を強化したい」と述べました。（閣・MI）