北京
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中国科学院遺伝・発育生物学研究所の儲成才研究チームと高彩霞研究チームはこのほど、水稲や小麦の穂の発芽を調整できる二つの遺伝子を発見したと発表しました。それは、種子の休眠調整について、負の調節をする際に肝心となる遺伝子SD 6と、正の調節をする際の遺伝子ICE 2で、穂の発芽による大規模な農業損失を解決する糸口になるとしています。この研究成果は6日にオンラインで雑誌「Nature Genetics」に掲載されました。
作物の順化の過程で、多収型、良質、抗病虫害、逆境順応性などを優先することで、種子の適度な休眠がよく無視される傾向があります。これによって、水稲や小麦など多くの作物は穂の発芽現象(種子が収穫前の成熟期の期間中、連日の曇りや降雨で取り入れが遅れると、一部が発芽する現象)が起き、作物の生産高と質に悪い影響を与え、大きな経済損失を招くだけでなく、次のシーズンの種まきにも影響を与えかねません。
水稲や小麦などの種子の休眠を調整できる重要な遺伝子の発見は、水稲などの作物の穂の発芽防止にとって非常に重要なこととされています。(朱、野谷)