中国最大規模の海上油田群陸上電力供給応用プロジェクト海上ステーション、送電に成功

　中国海油天津支社が5日に明らかにしたところによりますと、中国最大規模の海上油田群陸上電力供給応用プロジェクトの220キロボルト/110キロボルトの高圧海底ケーブルおよび3基の海上電力動力プラットフォームがこのほど送電に成功し、渤中-墾利油田群陸上電力供給応用プロジェクトのカギとなる部分が完成したことを示しているということです。

　渤中-墾利油田群陸上電力供給応用プロジェクトは中国でカバーした油田面積が最も広く、工事規模が最も大きくて、電気使用負荷が最も多いプロジェクトです。陸上の変電所が海上ステーションに送電することは、このプロジェクトの建設の重要な一環となります。陸上変電所では導入した国家電力網の220キロボルト高圧電力を海上変電所に送電して海上生産プラットフォームで使用される35キロボルト交流電力に変換させ、プラットフォームの生産、生活を維持するためにエネルギーを提供しています。

　渤中-墾利油田群陸上電力供給応用プロジェクトの建設と使用は、渤海油田の送電網に大きく貢献することで、海上電力供給安定性の向上や、エネルギー構造を最適化し、グリーン低炭素のモデルチェンジと発展の推進、炭素排出のピークアウトとカーボンニュートラルの目標実現を加速させていくとみられています。（藍、野谷）