上海崇明の送電プロジェクト、長江を渡る区間の架線を完了

2022-12-02 13:24:00  CRI

 長江沿線最東端の送電プロジェクトである上海崇明500キロボルト送電工事では1日午前10時、長江を渡る区間の架線工事が完了しました。長江デルタ地帯のエネルギー一体化の発展の鍵となるプロジェクトでの施工の最大難関が突破されました。

 上海崇明500キロボルト送電プロジェクトは江蘇省南通海門市の東洲500キロボルト変電所から上海市内の崇明500キロボルト変電所への送電を実現する計画です。建設工事には2年半がかかり、2023年末に正式に稼働する予定です。

 稼働後には上海崇明区に対して74万キロワットの電力供給能力が追加され、電力網の電圧は従来の220キロボルトから500キロボルトに引き上げられます。同時に、同プロジェクトにより地域の電力バランスが改善されます。

 この送電路線の長江北岸にある送電塔は農地の中にあり、南岸の送電塔は干潟にあります。地質が柔らかいことや地形、長江の通行を確保すること、力学的状況を総合的に考慮した結果、今回のプロジェクトでは高さ204メートル、重さ1363.2トンの“超重量級送電塔”が建設されました。(藍、鈴木)

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