アジア初の低塔斜張橋の4号橋脚工事が完了

2022-11-28 13:35:00  CRI

 西部の重慶市と湖南省を結ぶ渝湘複線高速道路の磨寨烏江特大橋4号橋脚が27日、185メートルの工事を完了しました。また、3号橋脚は216メートルを目指して追い込みに入っており、同橋は上部構造の施行段階に入ろうとしています。

 同橋の工事現場は重慶市彭水県烏江深切河谷に位置し、橋は烏江をまたぎ、3号橋脚と4号橋脚の高さはそれぞれ216メートルと185メートルで、アジア初の低塔斜張橋です。工事関係者によりますと、同橋は渝湘複線高速道路の要となる工事であり、全長708メートル、橋桁の長さは602メートルで、双方向4車線の低塔斜張橋です。

 同高速道路の総延長距離は280キロで、重慶市巴南から彭水、彭水から酉陽、武隆から道真の3本から成り、建設期間は6年の予定で、橋とトンネルの割合は平均80%です。プロジェクトの完成後は、重慶市中心部から酉陽及び湖南方面へのアクセスが既存のG65包茂高速道路の渝湘区間より47.8キロ、重慶中心部から貴州省の沿河トゥチャ族自治県方面へのアクセスが79キロ短縮されるほか、既存の渝湘高速道路の渋滞が効果的に緩和されることが見込まれます。(閣、坂下)

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