北京
PM2.577
23/19
スリランカのサブリー外相はこのほど、「中国がスリランカに『債務の罠』を仕掛けた」という説に反論しました。外交部の趙立堅報道官は28日の定例記者会見で、これに関する質問に答え、「中国側によるスリランカへの援助には政治的条件が付加されておらず、対スリランカへの投資・融資は政治的私利を図っていない」と重ねて表明しました。
報道によりますと、スリランカのサブリー外相はこのほど、「中国はスリランカの要請を尊重し、中国からの貸付を強要したことは一度もない。中国は様々な形式で、スリランカに大量の金融支援と人道的支援を提供してきたが、『債務の罠』は西側の読み取り方にすぎない」と述べました。そのうえで、中国とスリランカが今年、『ゴム・こめ協定(Rubber-Rice Pact)』締結70周年を共に祝ったことを強調しました。
趙報道官は、サブリー外相の態度表明に歓迎の意を表明したうえで、「サブリー外相の発言は、中国がスリランカに対して『債務の罠』を仕掛けているとの言い分に強く反論した。中国からの援助に政治的条件は一切付加されていない」と改めて表明しました。
また、「中国はスリランカと戦略パートナーシップを強固にしながら開拓し、両国と両国人民にさらなる幸福をもたらしたい」と述べました。(藍、CK)