打ち上げエリアに運ばれた宇宙船「神舟15号」搭載ロケット
中国有人宇宙プロジェクト弁公室によりますと、21日午後、有人宇宙船「神舟15号」を搭載した運搬ロケット「長征2号F遥15」が打ち上げエリアに運ばれました。現在、場内の施設と設備の状態は良好で、計画通りに打ち上げに向けた各機能の検査や連合テストなどが進められます。
関係者によりますと、打ち上げエリアへの搬送に先立ち、技術エリアではロケットに対する機能の検査とマッチング状況のテスト、宇宙船に対する総合電気測定や燃料充填、整流カバーの取り付けなどが完了しました。準備万全状態にあるロケットと宇宙船は打ち上げ段階に入る条件が整っています。打ち上げエリアに運ばれた後も、宇宙船とロケットに対する機能検査、気密性テスト、打ち上げに向けた全系統演習、宇宙飛行士の現場確認、ロケットへの燃料充填など、一連の作業が行われます。(朱、野谷)