習近平主席がAPEC第29回非公式首脳会議で演説

2022-11-18 16:40:55  CRI

 タイの首都バンコクで現地時間18日午前、アジア太平洋経済協力会議(APEC)第29回非公式首脳会議が始まりました。中国の習近平国家主席は同会議で、「団結協力し勇気をもって責任を負い、アジア太平洋運命共同体を構築」と題する演説を行いました。

 習主席は各方面が連携してアジア太平洋運命共同体を構築し、アジア太平洋協力の輝かしい一章を改めて開くことを呼びかけ、「アジア太平洋地域が過去数十年にわたり著しく成長してきたことは、平和と安定した環境の恩恵によるものである。我々は共同、総合、協力、持続可能な安全観を堅持し、各国の主権と領土の完全性を尊重し、他国への内政干渉はせずに各国国民が自ら選んだ発展の道と社会制度を尊重し、各国の合理的な安全面の関心を重視し、対話と平和的方法で国家間の食い違いを解決せねばならない」と指摘しました。

 習主席は、「開放的な地域主義を堅持し、マクロ経済政策の協調を強め、より緊密化された地域の産業チェーンとサプライチェーンを構築し、貿易と投資の自由化や利便化を推進し、地域経済の一体化プロセスを押し進め、レベルの高いアジア太平洋自由貿易区を早期に築き上げねばならない。中国は来年、第3回『一帯一路』国際協力サミットフォーラムを開催し、アジア太平洋ならびに世界の発展と繁栄に新たな原動力を注ぐ考えだ」と強調しました。

 習主席はまた、「経済と技術の協力を強め、デジタル化や調和の取れた発展を加速させ、エネルギーや資源、産業構造、消費構造のモデルチェンジ、経済と社会のグリーン発展を促進すべきだ。中国は『バンコク目標』の実施を支援する。メンバーがグローバル発展イニシアティブに参加することを歓迎する」と述べました。

 習主席はまた、「戦略的かつ長期的視野で地域の協力を扱い、APECが地域協力における主たるルートの役割を保ち、協力の正しい方向を維持することが必要だ」と論じました。

 習主席はさらに、「中国はすべての国々が相互尊重、平等互恵を原則に基づいて、平和共存と共同発展を実現させることを望む。中国はより広い範囲と分野、より深い内容の対外開放を堅持し、中国の特色を持つ現代化の道を歩み、よりハイレベルの開放型経済新体制を構築し、引き続き世界、特にアジア太平洋のメンバーと、中国の発展がもたらすチャンスを分かち合う」と表明しました。(殷、鈴木)

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