習近平国家主席、フィリピンのマルコス大統領と会談

2022-11-18 14:53:18  CRI

 習近平国家主席は17日、タイのバンコクでフィリピンのマルコス大統領と会談しました。

  習主席はその際、「中国側はフィリピン側と意思疎通を保ち、引き続き双方の関心に配慮していきたい」とした上で、「『一帯一路』構想を持続的に実行に移し、フィリピンの建設計画と連結し、ダバオ-サマル橋プロジェクトの建設に努め、『両国双園(相手国で相互に産業パークを設立)』協力を検討し、クリーンエネルギー、教育、公衆衛生協力を強化する必要がある。中国はより多くのフィリピンの良質な農業副産物の輸入を拡大したいと考えている。双方は効果的な措置を講じて人的・文化交流を推進し、両国の友情の民意の基礎を固めるべきだ。南海問題では、双方は友好的な協議を堅持し、意見の相違と争議を適切に処理すべきだ。中国とフィリピンは共にアジアの発展途上国であり、戦略的自主を堅持し、平和、開放、包容を堅持し、地域協力の大きな方向性を把握し、力を合わせて一国主義といじめを防ぎ、共に公平と正義を守り、地域の平和と安定を守らなければならない」と述べました。

 これに対し、マルコス大統領は「フィリピン側は中国側と手を携えて潜在力を掘り起こし、インフラ、エネルギー、農業、文化や人的分野などで協力を広げ、より安定した力強い二国間関係を構築することを期待している。私は海洋問題だけでフィリピンと中国の関係全体を定義することはできず、双方はこれについてさらに意思疎通を強化することができると主張している。フィリピン側は引き続き『一つの中国』の政策を堅持し、平和の原則を堅持し、独立自主の外交を堅持する。フィリピン側は中国側と積極的に協議し、海上石油・ガス共同開発の推進を検討することを希望している」と表明しました。(hj 、野谷)

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