習近平国家主席、イタリアのメローニ首相と会談

　習近平国家主席は現地時間16日夜、バリ島でイタリアのメローニ首相と会談しました。

　習主席は「近年、中国とイタリアの両国は手を携えて新型コロナウイルスに立ち向かい、互いに文化年と観光年のイベントを行った。中国では『イタリアの源流――古代ローマ文明展』が開催され、両国の友好交流の生き生きとした証しとなった。両国は共に素晴らしい文明を持つ歴史の古い国であり、全面的な戦略的パートナーであり、広範な共通利益と深い協力基盤を持つ。双方は友好の伝統を伝承・発揚し、互いの核心的利益と重大な関心事を理解・支持し、小異を捨てて大同につき、共通認識を拡大し、異なる社会制度、異なる文化背景の国の関係発展のために模範を打ち立てるべきだ」と強調しました。

　メローニ首相はこれに対し、「習主席と会うことができてとてもうれしく思う。イタリアと中国は共に素晴らしい文化を持つ歴史の古い国であり、友好交流の歴史は長い」と述べ、イタリア側は両国の文化年と観光年のイベントに満足しており、両国の貿易や文化などの分野での交流と協力を引き続き推進したいと表明しました。また、イタリア側は陣営の対立に賛成せず、各国は互いの相違点や意見の食い違いを尊重し、団結を強化し、対話と交流に力を入れ、相互理解を深めるべきだとの考えを示し、「中国は世界的な大国であり、アジアは世界でますます重要になっている。イタリア側は国連や主要20カ国・地域（G20）などの枠組みの下で中国と密接に協力し、世界が直面しているさまざまな緊迫した試練により効果的に対応することを望んでいる」と述べました。（Mou、藤井）