習主席、G20サミットでデジタル時代のコネクティビティの推進を呼びかけ

　習近平国家主席は、第17回20カ国・地域首脳会議で16日、DX（デジタルトランスフォーメーション）の推進について、「各方面の人々がデジタル協力の活力を刺激し、デジタル経済の発展の成果が各国の人々に幸福をもたらすことを願っている」と指摘しました。

　習主席は「多国間主義を堅持し、国際協力を強化しなければならない」と強調した上で、「デジタル産業化と産業のデジタル化における国際協力を推進し、デジタル経済の潜在力を解き放ち、世界の成長を促進するべきだ。排他的な小グループを作り、科学技術協力を制限・妨害することは、他者にも自分にも害になることであり、国際社会の共通の利益にも合致しない」と述べました。

　さらに、「各国は協力して、デジタル時代のコネクティビティを推進し、すべての人のデジタルスキルとリテラシーを向上させるために効果的な措置を講じるべきだ。特に、発展途上国や弱者がデジタル化の波に乗るよう支援し、デジタルデバイドの解消に努めるべきだ。中国はすでにデジタルシルクロード建設イニシアチブを立ち上げ、デジタル経済をグローバルな発展イニシアチブの重点協力分野としている。中国側は、デジタル技術の革新・応用を推進し、革新成果の包括的な共有の実現を目的とした『G20デジタル革新協力行動計画』を提案し、すべての関係者の積極的な参加を歓迎している」と述べました。（hj、MN）