北京
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中国が独自開発した世界最大級の全陸上クレーン「徐工2600トン」が14日、山東省昌邑市にある50メガワット風力発電プロジェクトの作業現場で、初となる陸上最大風力発電ユニットの組み立て作業を完了しました。
現場で組み立てられた風力発電ユニットは、最も重い部品が171トンに達しており、マイカー100台以上を重ねた重量に相当します。このクレーンは吊り上げ荷重は2600トンに達し、とりわけ160メートルの高度から最大173トンのものを吊り上げることができ、全陸上クレーンの吊り上げ高度と吊り上げ荷重の世界記録を更新しました。
この風力発電ユニットは、風力発電や太陽光発電などに力を入れる「三峡新能源」社の事業です。各種ユニット19基を建設しており、周辺地域に年間1億2300万キロワット時を送電できると見込まれています。この「陸上最大」の風力発電ユニットが送電を開始すると、同発電プロジェクトの年間発電量は1億4600万キロワット時に引き上げられます。年間で標準石炭4万5000トンの節約、二酸化炭素12万3000トンの排出削減に相当し、中国のカーボンピークアウトとカーボンニュートラルの目標達成を支えると見込まれています。(朱、野谷)