「国際湿地都市」 中国は13都市を占め世界最多

2022-11-14 12:31:31  CRI

 第2陣の「国際湿地都市」の証書授与式が10日夜、「ラムサール条約(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)」第14回締約国会議のジュネーブ分会場で開催されました。安徽省合肥市、山東省済寧市、重慶市梁平区、江西省南昌市、遼寧省盤錦市、湖北省武漢市、江蘇省塩城市の中国7都市を含む13カ国の25都市が新たに「国際湿地都市」に認定されました。

山東省済寧市微山湖国家湿地公園

 「ラムサール条約」に認定される「国際湿地都市」は都市湿地生態保護の最高の成果とされています。現時点で、世界にある43の「国際湿地都市」のうち、中国は13都市を占め、世界最多になりました。

 新たに「国際湿地都市」に認定された中国の7つの都市はそれぞれ特色を持ちます。南昌市には世界重要湿地が2カ所、省レベルの湿地公園が5カ所あります。また、合肥市の湿地保護率は75%に達しており、済寧市は湿地郷鎮32カ所、湿地村56カ所、小規模湿地124カ所を構築していることで毎年数百万羽の渡り鳥が飛来しています。重慶市梁平区は中国南西地域唯一の国際湿地都市として、400余りの小規模湿地を建設しています。盤錦市は世界最大のズグロカモメの繁殖地です。武漢市は中国内陸部における湿地資源が最も豊富な超大都市の一つです。塩城市には世界重要湿地2カ所があり、中国初の沿海湿地類世界自然遺産を有しています。(閣、野谷)

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