北京
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初冬の湖南省南岳衡山では先日、植物界の「パンダ」と呼ばれる野生の綿毛サイカチの実が成熟期に入リました。野生の綿毛サイカチは世界自然保護連合によって極度の絶滅危惧種(CR)に指定されていて、現在全世界に9株しか残っておらず、すべて湖南省衡陽市の南岳衡山に生息しています。
立冬以降、綿毛サイカチの実が成熟期に入り、長さ約30センチの短冊巻きの形になっています。専門家によりますと、野生の綿毛サイカチは標高が高く、湿潤で水に近い溝を好むなど、生育環境を選ぶため、自然繁殖は非常に困難だということです。
数百万年前の地球第4紀の時に気候が寒くなり、世界の他の場所の綿毛サイカチは相次いで絶滅してしまいました。現在、衡山は山岳氷河地域に属し、綿毛サイカチの最後の「避難所」となっています。(MOKU、CK)