中国、国際マングローブセンター設立へ

2022-11-10 10:13:06  CRI

 「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約(ラムサール条約)」第14回締約国会議(COP14)の「2030/2050に向けた世界マングローブ林保護」分科会が9日に明らかにしたところによりますと、中国のマングローブ林の55%以上が自然保護地に組み込まれ、マングローブ林の面積は今世紀初めの2万2000ヘクタールから2万7000ヘクタールに回復しています。

△深センベイエリアにある福田マングローブ湿地  

 世界には現在、マングローブ林を主な生息地とする絶滅危惧種が341種存在しており、中国はマングローブ林の面積が純増している世界でも数少ない国の一つとなっています。今大会ではまた、マングローブ林の保護・交流・協力のための国際マングローブ林センターを深セン市に設立することが明確に示されました。  

 福田マングローブ湿地を中心とする深センベイエリアは、東半球の渡り鳥の重要な生息地と南北移動通路における重要な「経由地」で、毎年、東アジアとオーストララシアを行き来する数万羽の渡り鳥がそこで休息しています。   

 マングローブは海水と淡水が混ざり合う場所に生育します。マングローブ林は多様な生態機能を持ち、「海の森」「海岸の守護者」、海洋生態系の「パンダ」などと呼ばれています。(ZHL、柳川) 

 


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