中国各地の高齢者大学、応募が活発に

2022-11-08 14:15:44  CRI

書道を学ぶ高齢者大学の受講生

 中国各地の高齢者大学で秋学期の生徒募集が始まり、オフラインでの申し込みには長蛇の列ができ、オンラインでの申し込みは数分で埋まってしまいました。

 高齢者大学は政府が主導する公益性のある高齢者教育機関です。国務院は今年8月、高齢化対策の進展状況に関する報告書で、2025年までに各県(市・区・旗)に少なくとも1校の高齢者大学を設置するよう求めました。

 中国高齢者大学協会が発表した「中国高齢者教育発展報告書(2019-2020)」によると、2019年末時点の全国の高齢者大学(学校)数は約7万6000校で、2017年より1万4000校以上増加しました。

 中国各地の高齢者大学の規模はさまざまで、受講者数が数万人に達している大規模な学校もあります。入学年齢は一般的に50歳から80歳までで、関連の書類を提出して登録を申請する必要がありますが、入学試験はなく、普通は科目を選択して勉強し、卒業についても必須の要件や規定は設けられていません。カリキュラムには音楽、書道や美術、言語・文化などが含まれ、就業年限は必要に応じて設定されます。授業料に国の統一基準はなく、一般的には1コース数百元程度が多いとのことです。(hj、田口)

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