2023年度国家公務員試験 人気職位の応募倍率は6000倍近くに

2022-11-04 13:51:05  CRI

ますます注目を集める中国の国家公務員試験

 中国の「国考」と呼ばれる2023年度の政府機関とその直属機関の国家公務員採用試験の出願が北京時間3日午後6時に終了しました。出願システムの閉鎖30分前の時点で、人気職位への応募倍率は6000倍近くになっています。

 2023年度の国家公務員試験は10月25日からオンラインでの出願が始まりました。採用規模は3万7100人で、4年連続の採用拡大となります。募集職位を見ますと、計1万7655の職位が設けられており、主に税務、消防、税関、鉄道警察などに集中しています。

 今年の国家公務員試験の出願を見ると、二つの大きな特徴が見られます。一つ目は、採用政策が新卒者に偏っていること、二つ目は、職位に対する学歴、専攻、職歴などの要求がより具体的になったことで、出願者は自身の状況に照らして、より自分にマッチした職位を選択できるようになりました。一部の職位では、学歴要件の引き下げ、専攻要件の緩和、勤続年数や経歴の制限なしなどの措置が取られており、受験のハードルが下がったことも、一部の職位の人気を高めています。

 ここ10年以上にわたって、国家公務員試験は中国社会が注目するホットな話題になってきました。2009年に国家公務員試験の出願者数が初めて100万人を超えて以来、その後10年余りの出願者数はいずれも年間100万人以上となっています。今年の国家公務員試験は12月4日に行政職業能力試験が行われる予定です。(ヒガシ、坂下)

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