北京
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上海の60歳以上の常住人口は580万人を超えており、うち97%が自宅あるいはコミュニティーで老後の生活を送っています。少なくともボランティア6500人が必要で、依然として人数が不足した状態が続いています。このほど、上海市は大学卒業生を介護事業に導く新たな措置を打ち出しました。
没入体験を通じて大学生は介護事業を見直す
1回目の上海の大学生向けの介護サービス研修の修了式がこのほど、上海開放大学で開かれました。復旦大学、華東師範大学など市内の大学18校、計21学科の大学生200人以上が研修を受けました。研修は授業時間40時間、10のコースが設置されています。この研修は介護サービスで必要とされる120時間の訓練内容に組み込まれます。参加者の9割以上が社会活動に関連する学科の学生ですが、実際に高齢者とコミュニケーションを取ったことで、介護事業に対する新たな気付きがあったということです。
上海応用技術大学労働社会保障学科の3年生の瀋佳琪さんは、「学んだ知識を生かせば、お年寄りとうまく接することができる。その中から喜びとやりがいを感じることができた」と話しました。
今、上海市は立法を通じて介護事業に従事している人たちの権益を確保する計画で、より多くの人材をこの業界に引き付けているということです。(殷、野谷)