中国の第39次南極観測隊が出発、「雪竜号」で南極へ

2022-11-01 13:33:49  CRI

 中国の極地調査船「雪竜号」は10月31日、上海にある中国極地観測国内基地の埠頭を離れ、南極に向かいました。極地調査船「雪竜2号」と共同で中国第39次南極科学観測任務を遂行することになり、中国が極地探査モデル「双竜」を用いて南極科学観測行動を展開するのは今回で3回目となるとのことです。

 

中国の極地調査船「雪竜号」

 今回の中国南極科学観測隊は255人の隊員で構成され、南大洋の重点海域が世界の気候変動に与える影響やフィードバックなどの科学問題をめぐり、大気成分、水環境、堆積環境、生態系などの関連分野の調査・研究を展開します。また、南極の中山基地、泰山基地、崑崙基地の周辺環境の観測や天文観測も行い、中国の極地観測用固定翼機「雪鷹601」を利用し、クイーン・エリザベス・ランドなどの地域の氷床下の地形の探査を展開します。科学観測隊は2023年4月上旬に中国に戻る予定です。(雲、藤井)

 

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