「メード・イン・チャイナ」の防寒製品、欧州で売れ筋商品に

2022-10-31 13:25:13  CRI

 欧州では冬の到来を前に、天然ガスの供給が制限され、価格が高騰し、消費者の間で防寒インナーや暖房器具、電気毛布などへのニーズが急増しています。中国浙江省や山東省、広東省などのメーカーは現在、生産を急いでいます。

△防寒製品の生産を急ぐ浙江省のメーカー

 越境ECプラットフォームの統計によりますと、中国国内で流行している保温タイツは、10月に入ってから欧州での売上高が前月比2倍以上に増え、オランダやドイツ、フランスなど多くの国の女性に好まれています。また、帽子やマフラー、手袋の輸出も依然として好調を維持しています。今年1~9月に浙江省義烏市から輸出された帽子類製品は前年同期比53.1%増の30億1000万元(約613億円)に達しました。

 欧州の消費者は、エネルギー価格の高騰を受け、より省エネな暖房器具を求めています。中国家庭用電器協会が発表した報告によりますと、エアコンや電気ヒーター、電気毛布などの欧州向け輸出は今年に入ってから増加傾向にあり、中でも電気毛布の伸び率は97%で他の品目を大きく上回っています。

 税関総署の発表によりますと、今年第1~3四半期(1~9月期)の欧州連合(EU)向け輸出は前年同期比18.2%増の2兆8100億元(約57兆2800億円)に達しました。大きな潜在力と安定性を示した中欧貿易は、今後もより大きな発展の余地があるとみられています。(ZHL、柳川)

 


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