新たな機械と新技術が食糧生産に威力を発揮

2022-10-21 16:58:28  CRI

 

 この秋の食糧作物の収穫では、中国各地で新たな機械と新技術が広く利用されています。

 中国東部の山東省徳州市に設置された10万ムー、つまり約6667ヘクタールの広さを持つトウモロコシのモデル農地では、収穫作業に自動運転コンバインが投入されています。このコンバインは中国が開発した「北斗」全地球測位システム(DBS)を搭載し、通路設定や方向転換も自動化されました。

 同じくトウモロコシを栽培する中国中部の山西省にある汾陽(ふんよう)市では、塩分やアルカリ分が多い土壌への対策に効果的な改良剤が開発されました。作付け後の発芽成長率は以前20%にも達しなかったのですが、現在では90%にまで向上しました。1ヘクタール当たりの収穫量は12.7トン以上に達しています。

 また、中国北西部の寧夏回(ホイ)族自治区呉忠(ごちゅう)市にあるジャガイモ栽培基地では、液体肥料や環境にやさしい病害虫よけ、さらに雑草対策を導入し、また栽培の標準化と「北斗」測位システムによる作業の情報化を実現したことで、1ヘクタール当たりの収穫量は60トン以上に達するようになりました。(ジョウ、鈴木)

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