中医薬産業の収入が10年で約5兆円増 国家中医薬管理局

2022-10-21 13:20:40  CRI

 中国の中医薬産業の収入はここ10年間で5156億元(約10兆円)から7000億元(約15兆円)近くまで増加しました。 産業の成長と共に、中医薬の品質も向上し、中医薬関連技術のイノベーションも大きな成果を上げました。

 この間、全国重点実験室など国家レベルのプラットフォームをよりどころに産学研の連携が継続的に深化させ、国家中医薬管理局などの機構が中医薬生産の全過程で品質管理を強化するなど、中医薬製造は産業のスマート化やグリーン発展を実現してきました。現在、中医薬産業では日増しにシステム整備が進み、業界は良好な発展状態を呈しています。
 その中で、中医薬の品質は絶えず向上しており、生薬材料の野生から栽培への転換や代替品の研究が成果をあげ、生態系に配慮した栽培の普及が加速し、中医薬の生薬、加工した薬剤、生産、流通などの過程に対する追跡システムの適用範囲は絶えず拡大してきました。また、中医薬に関する技術的なイノベーションが絶えず深まり、国家中医薬管理局、科学技術部などの部門は中医薬に対する科学技術の投入を絶えず拡大し、優良生薬や加工、品質保障、新薬の研究開発などに関する研究を強化し、中国医学・中医薬にふさわしい審査・認可制度を整備したことで、中医薬の技術的イノベーションの活性化につながりました。

 中央財政は2012年から累計3万6700カ所の中医館建設をサポートしてきました。2020年末現在、都市部と農村部の住民1万人当たりの診療科別・総合診療の漢方医は0.66人となっています。同時に、政府は中国医学・中医薬の健康知識を積極的に普及させ、中医学と西洋医学による総合治療を実施しています。(閣、坂下)

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