視覚障害者用の初のスマート横断歩道が開通 南寧市

2022-10-13 16:10:14  CRI

 広西チワン族自治区南寧市で12日、視覚障害者の住居と勤務先が集中しているエリアに、点字ブロックを設置した初の視覚障害者用スマート横断歩道が開通しました。それに合わせて、視覚障害者には道路を渡る前に感知できるよう、ICチップ付きのブレスレットが配布され、視覚障害者の外出に向けた改善が図られています。

 この視覚障害者用横断歩道は両端に電波による個体識別(RFID)装置が設置されており、ICチップ付きブレスレットを身につけた視覚障害者が道路を渡ろうとすると、装置が正確に識別し、スマート誘導システムが起動します。その際、LEDディスプレイに「歩行者が道路を渡ります。お譲りください」の字幕が表示されるほか、ランプが点滅して、走行中の車に減速し注意を促すアナウンスが始まります。また夜間には、両端にあるレーザー警報装置が歩行者の足に赤い光を当てて、横断歩道を渡る歩行者に対する運転手の視認性を高め、交通安全性を向上させます。

 同システムは視覚障害者が道路を渡る時にのみ作動することと、夜間はレーザー発光による警報のみとなっているなど、最大限の騒音対策が取られています。(閣、坂下)

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