1歳半の警察犬が2歳男児を救助

2022-10-12 14:17:52  CRI

 中国東部江蘇省淮安市でこのほど、2歳の幼い子どもが深夜に野外で迷子になり、地元警察と村民が懸命に捜索しても何も見つからず、非常に危険な状況となっていました。

 

1歳半の警察犬「ライダー」

 3日午後9時、淮安市公安局は2歳の男児が野外で誤って迷子になったとの通報を受けました。同日夜は気温が急降下して激しい雨と風を伴い、子どもは半袖姿だったため、捜索活動は一刻の猶予も許されませんでした。一刻も早く子どもを見つけるため、警察側は捜索に協力するよう警察犬の出動を要請しました。午前1時50分、警察犬の「ライダー」が現場に到着し、子どもの衣服を嗅いだ後、すぐに田んぼの方へ走り出し、警察官がそれに続きました。「速く!ここだ、見つけた!」ライダーに誘導された警察官はトウモロコシ畑で排水溝に丸まっている子どもを発見しましたが、この時、子どもは凍えて意識不明になっている様子でした。警察官が震えている子どもを抱き上げ、着ていた服を脱いでくるんであげると、子どもはわあわあと声を上げて泣きました。

 ライダーはわずか1歳半。追跡犬の品種で、生後3カ月から訓練を開始しており、今回初めて捜索・救助任務に就きました。1歳半の小さな警察犬が初の任務遂行で大きな手柄を立てたことに、ネットユーザーからは称賛の声が多数寄せられました。(雲、藤井)

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