総合太陽探査衛星「夸父1号」、打ち上げに成功=中国

2022-10-10 12:01:24  CRI

先進的宇宙太陽観測衛星「ASO-S」のイメージ図

 中国は北京時間9日午前7時43分、酒泉衛星発射センターで「長征2号丁」運搬ロケットを用いて先進的宇宙太陽観測衛星「夸父1号(ASO-S)」の打ち上げを実施しました。衛星は順調に予定の軌道に投入されました。

 ASO-Sは中国の太陽物理学者が自主的に打ち出した先進的総合太陽探査専用衛星で、中国科学院宇宙科学先導特別プロジェクトの「悟空」、「墨子号」、「慧眼」、「実践10号」、「太極1号」、「懐柔1号」に続いて研究開発された宇宙科学衛星です。

 太陽活動には11年の周期性があり、2024~2025年には次の太陽活動のピークを迎えます。ASO-Sはサイクル25と呼ばれる太陽の活動周期のピークにおいて、太陽の磁場や太陽フレアとコロナ物質放出を観測し、その形成や進化、相互作用、相互関連などを研究し、宇宙飛行・通信・ナビゲーションなどの人類のハイテク活動に影響を与える宇宙災害の「天気予報」の支援に取り組みます。(ヒガシ、鈴木)

ラジオ番組
KANKAN特集