中国、核汚染水の海洋放出決定の停止を再び日本側に促す

2022-10-09 10:46:49  CRI

 東京電力が核汚染水の安全性を虚偽報告しているとする日本メディアの報道に対し、外交部の毛寧報道官は8日の定例記者会見で、国際社会と日本国内の人々の正当かつ合理的な関心を重視し、周辺隣国を含む利益に関わる関係者や国際機関と十分に協議し、汚染水の放出を取りやめ、科学的で公開され、透明かつ安全な方法で核汚染水を処理するよう改めて日本側に促しました。

 日本のメディアの報道によりますと、東京電力はここ数年、放射性物質を検出しにくい機器で核汚染水の検査を行い、処理された核汚染水の安全性を報告しているということです。

 これに対し毛報道官は、「核汚染水の海への放出によってもたらされる海洋生態環境、食品安全と人類健康への潜在的危害は無視できない。日本国民の健康権などの基本的人権だけでなく、環太平洋諸国の民衆の権益にも関連しているものだ」とした上で、「東京電力はこれまでにデータ改ざんや原発の安全問題の隠蔽などの悪行があった。国際社会は日本側の核汚染水の海洋放出計画の正当性、データの信憑性、浄化装置の有効性と環境影響に対する不確実性に対して終始深刻な関心を持っている」と述べました。(Mou、星)

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