改革のリーダー習近平氏 浙江省製造業の一新を推進

2022-09-27 16:35:27  CRI

 2002年10月、習近平氏は浙江省に赴き、その後4年半にわたって浙江省共産党委員会副書記、代理省長、浙江省共産党委員会書記などを歴任しました。2001年11月、中国は世界貿易機関(WTO)に加入し、多くの発展のチャンスがもたらされましたが、それと同時に大きな課題にも直面していました。

 2007年1月5日、浙江省共産党委員会書記を務めていた習近平氏は浙江大学を視察しました。視察のキーワードは「シューズ」でした。当時、浙江省のシューズ製造業は国内市場の40%、国際シェアの20%を占めていました。しかし、産業の発展レベルが高くないし、人件費や原材料価格の上昇に伴い、企業の収益は低かったのが実情でした。

浙江省温州市にあるシューズ製造企業の生産ライン

 浙江大学の耿衛東教授は工場と協力し、足の画像から正確な3Dモデルが生まれる工業用ソフトを自主開発しました。この新技術が導入されれば、シューズのカスタマイズが可能になり、顧客のニーズに応えられるだけでなく、産業付加価値のアップにもつながります。習近平氏は当時の視察で多くの質問をして、大学を離れる際は耿教授と車まで歩きながら話し合いました。

2022年 浙江省温州市のマイクロモーター生産の作業場

 習近平氏は2002年に赴任してから、浙江省の製造業のモデルチェンジとグレードアップを促し続け、これを「籠の中の鳥を入れ替える」と呼ばれ、つまり更新を意味しています。習近平氏は各地を視察した後、浙江省は最先端技術を利用する製造業基地の建設を加速することが急務だという結論を出しました。更新という目標を実現させるため、習近平氏は国内外の事業メカニズムを導入し、国内外の資本、先端技術、人材や管理などの資源を利用して、浙江省の産業発展のレベルを絶えず高めました。浙江省の産業構造は「ハイレベル、最先端、精密」という特徴を持つようになり、浙江省の製造業のいわゆる「籠の中の鳥を入れ替える」という青写真は現実になりました。(殷、野谷)

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