バイオセキュリティーに国境はない=外交部

2022-09-21 20:07:19  CRI

 外交部の汪文斌報道官は21日の定例記者会見で、「バイオセキュリティーに国境はない。中国側は国際社会の共同の努力により、バイオテクノロジーがより健康で安全かつ正しい方向に発展することを期待する」と示しました。

 世界保健機関(WHO)はこのほど、「ライフサイエンスの責任ある利用のためのグローバル・ガイダンス・フレームワーク」(以下、「フレームワーク」)を発表しました。天津大学の主導により制定された「科学者の行動規範のための天津バイオセキュリティ・ガイドライン」(以下、「天津ガイドライン」)は、中国が提唱する倫理規範として、この「フレームワーク」のハイレベルの原則となります。

 汪報道官は、「この『フレームワーク』はバイオリスク管理分野で初となる世界的な技術・規範的枠組みだ。『フレームワーク』には、よりハイレベルの原則として『天津ガイドライン』が特別収録・紹介されている。これは、責任あるバイオ科学研究を世界的に広める上で重大な意義を持ち、バイオテクノロジー研究活動をさらに規範化し、促進するという国際科学界の決意を十分に反映している」と述べました。 

 また、汪報道官は、「『天津ガイドライン』は、中国の地名を冠し、中国の提言を主たる内容とする初のバイオセキュリティーに関する国際イニシアチブである。10項目の指導原則と行動基準を含み、科学研究の責任、成果の伝播、科学技術の普及、国際交流などさまざまな分野から、科学研究者のバイオセキュリティーに対する意識向上を促し、責任あるバイオサイエンス研究を提唱し、各国政府と科学研究機関による監督管理と自律の強化を奨励し、バイオサイエンスが人類に利益をもたらすよう促進する内容となっている」と述べました。(李陽、MN) 

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