世界的に知られる銭塘江の大海嘯　今が見ごろ

2022-09-14 15:44:53 CRI

　今年は9月13日が旧暦の8月18日に当たり、中国東部・浙江省を流れる銭塘江が一年で最も潮の満ちた日となりました。

　銭塘江は毎年、中秋節前後に潮位が最も高くなり、海から川へと水が逆流する大海嘯（だいかいしょう）が見ごろとなります。地元では、この奇観を楽しみつつ、満月の下で中秋節を過ごすことが、2000年以上続く伝統となっています。

　銭塘江は潮の満ち引きが世界一大きいことで知られ、その潮流には主に、縦横に交錯するもの、一直線のもの、逆流するもの、うろこ状になるものという4つの形があります。

　この流れは、天体の引力と地球の自転による遠心力の作用と、杭州湾のラッパ状に開いた特殊な地形が組み合わさって生まれるものです。さらに今年は、台風12号（ムイファー）と重なることで、うねりの伝わるスピードがより速くなり、潮頭（しおがしら）もより高くなっています。（ヒガシ、謙）

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