北京
PM2.577
23/19
2022アシックスジュニアテニスツアー広州オープンでこのほど、ワ族の背負いかごをテニスバッグにした14歳のワ族の少年、王発選手が注目を集めました。彼は熱戦の末、U14の男子シングルスを制しました。
王発選手は雲南野象テニスクラブ出身で、雲南省臨滄市滄源県で生まれた彼は、地元で初めてテニスに触れた子供として、2016年、8歳の時に雲南野象テニスクラブに選ばれました。
競技場でかごを背負っている王発選手
競技場でラケットを振る王発選手
クラブに加わったばかりの頃、王発選手は標準語もすらすら話せませんでしたが、仲間と共に滄源から昆明に来て、初めて山間部を出て外の世界に触れました。テニスのトレーニングは大変でしたが、皆めきめき上達し、厳しい練習環境にもすぐに慣れました。
2017年、彼は初めて深セン大会に出場し、その後、多くの都市の大会に参加しました。ここ数日、王発選手の優勝が広州から故郷の村に伝わり、両親は彼を誇りに思っています。王発選手は、「これからも頑張って、プロでプレーしたい」と話しました。
王発選手は自身のユニークな「テニスバッグ」について、「これはワ族の特色ある竹編みのかごで、テニスに触れなければ、僕は今でも家で両親の農作業を手伝っていただろう。以前はよくかごを背負って農地で働いていた」と紹介しました。ワ族の特色あるかごは王発選手の郷里への懐かしさを表しています。ネットユーザーからは、「エスニック風の限定テニスバッグがとてもおしゃれ」との声が寄せられました。(hj、坂下)