水中文化遺産の発掘に新材料を導入=中国

2022-09-09 14:23:56  CRI

 中国は水中にある文化遺産の発掘に新材料を導入しています。

 福建省漳州市聖杯嶼で推進されている、元代の沈没船に関する発掘作業では、いかに文化財を傷つけずに引き揚げるかが大きな課題となっています。その解決策として、今回の引き揚げにはエポキシ樹脂や炭素繊維といった新材料が使われています。作業員は、エポキシ樹脂が塗布された炭素繊維シートで文化財を包んでから水中からの引き揚げを実施し、良好な成果を収めました。この技術を使うと、文化財だけでなく周囲の土砂なども一緒に引き揚げられるため、総合的な考古学研究につながり、より多くの情報が得られるということです。(ミン・イヒョウ、謙)

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